1どんな治験か
大人の片頭痛急性期治療薬として海外で承認されている「ウブロゲパント(日本未承認)」を、6〜17歳の子ども・思春期の患者さんに使えるか調べる治験です。吐き気や光過敏を伴う発作時に飲む錠剤で、安全性と効果を約6か月かけて確認します。参加者の3人に1人は偽薬(プラセボ)を受け取るグループに割り当てられます。
2参加について
この治験は海外の施設で実施されており、現時点で日本からは参加できません。同じ種類のお薬が将来日本に届く可能性がある、という視点でご覧ください。
3頭痛専門医のひとこと
前川 裕貴(脳神経内科専門医・頭痛専門医)
子どもの片頭痛は意外と多く、学校生活への支障も深刻です。現状、小児に使える急性期治療の選択肢は限られています。この治験の結果が将来の小児片頭痛治療を広げる可能性があります。お子さんの頭痛が気になる方は、まずかかりつけ医や頭痛専門医に相談してみてください。
4読むときの注意
ウブロゲパントは日本では未承認の薬剤です。現在はフェーズ2〜3にあたる段階で、安全性・有効性の確認が目的です。偽薬群(プラセボ)への割り当て確率は約1/3あります。
5この記事の情報源
フェーズ3・RECRUITING・AbbVie
ClinicalTrials.gov で詳細を見る(NCT05125302)