1どんな治験か
月に一定回数以上の片頭痛がある成人が対象です。IPN10200という新しい薬を頭や首の筋肉に注射することで、片頭痛の回数を減らせるか調べる治験です。毎日スマホのアプリで頭痛の記録をつけながら、約44週間参加します。反復性(エピソード性)と慢性の両タイプが対象になります。
2参加するには
治験のお薬の処方・検査・診察は、下記の実施施設に通院して受ける仕組みです。通える範囲に施設があることが参加の前提になります。
日本の実施施設
- Ikeda Neurosurgical Clinic - Neurosurgery(Fukuoka)
- DOI Internal Medicine/Neurology Clinic(Hiroshima)
- Konankai Konan Medical Center - Neurology(Hyōgo)
- Tanaka Neurosurgery & Headache Clinic(Kagoshima)
- Ishikawa Clinic(Kyoto)
- Sendai Zutsu No-Shinkei Clinic - Neurology(Miyagi)
- Tominaga Clinic - Neurology(Osaka)
- Japanese Red Cross Shizuoka Hospital - Neurology(Shizuoka)
- Iwata Neurosurgery Clinic(Tokyo)
- Kitasato University Kitasato Institute Hospital - Urology - Neurology(Tokyo)
- Nagamitsu Clinic - Neurology(Yamaguchi)
治験には参加条件(年齢・症状・通院頻度など)があります。気になる場合は、まず主治医に「この治験は自分に合いそうか」を相談したうえで、上記施設または詳細ページの連絡先に問い合わせてください。
治験全体の問い合わせ窓口: Ipsen Clinical Study Enquiries [email protected]
3頭痛専門医のひとこと
前川 裕貴(脳神経内科専門医・頭痛専門医)
IPN10200は脳内の痛み物質の放出を抑えるしくみを持つ新薬候補です。注射部位が「頭・首の筋肉」というのがユニークで、既存のCGRP抗体薬とは異なるアプローチです。予防薬の選択肢が増える可能性があり、注目しています。
4読むときの注意
現在参加者を募集中の治験であり、まだ安全性・有効性が確認された薬ではありません。IPN10200は日本未承認の薬です。偽薬(プラセボ)群が設定されている可能性があります。参加を検討される場合は、必ず主治医にご相談ください。
5この記事の情報源
フェーズ2・RECRUITING・Ipsen
ClinicalTrials.gov で詳細を見る(NCT06625060)