1どんな治験か
心臓や血管の病気に使われるスタチン系薬(アトルバスタチン)が、片頭痛の予防に役立つかもしれません。この治験では、1日20mgまたは40mgを服用した場合に発作回数が減るかどうかを、複数の施設で本格的に調べています。反復性(エピソード性)の片頭痛をもつ成人の方が主な対象です。
2参加について
この治験は海外の施設で実施されており、現時点で日本からは参加できません。同じ種類のお薬が将来日本に届く可能性がある、という視点でご覧ください。
3頭痛専門医のひとこと
前川 裕貴(脳神経内科専門医・頭痛専門医)
スタチン系薬は過去の小規模な試験で片頭痛予防の可能性が浮かんでいました。今回はより大きな規模で、用量の違いや副作用・費用対効果まで掘り下げて検証します。もし効果が確かめられれば、現在の予防薬では対応しきれない方への新たな選択肢につながる可能性があります。気になる方はかかりつけ医に相談してみてください。
4読むときの注意
現在募集中の試験で、まだ結果は出ていません。偽薬(プラセボ)または異なる用量のグループに割り振られる可能性があります。アトルバスタチン自体は日本でも使われている薬ですが、片頭痛予防としての使用は現時点で保険適用外です。
5この記事の情報源
フェーズ2・RECRUITING・St. Olavs Hospital
ClinicalTrials.gov で詳細を見る(NCT06248671)