1どんな治験か
中等度〜重度の片頭痛発作が起きたとき、BHV-3000という新しい薬が子どもや10代の患者さんに安全に使えるかどうかを調べる試験です。薬を飲むグループと偽薬(プラセボ)を飲むグループに無作為に分かれて、発作時の効果を比べます。小児・青年期の片頭痛を持つお子さんが対象になりそうです。
2参加するには
治験のお薬の処方・検査・診察は、下記の実施施設に通院して受ける仕組みです。通える範囲に施設があることが参加の前提になります。
日本の実施施設
- Jinnouchi Neurosurgical Clinic(Kasuga-shi)
- Ikeda Neurosurgical Clinic(Kasuga-shi)
- Hikita Pediatric Clinic(Kiryu-shi)
- Konan Medical Center(Higashinada-ku Kobe-shi)
- Yamaguchi Clinic(Nishinomiya-shi)
- Mito Kyodo General Hospital(Mito)
- Tanaka Neurosurgery & Headache Clinic(Kagoshima)
- Sendai Headache and Neurology Clinic(Taihaku-ku Sendai-shi)
- Tennoji Dai Brain Clinic(Abeno-ku Osaka-shi)
- Tominaga Clinic(Naniwa-ku)
- Tokyo Headache Clinic(Shibuya-ku)
- Tokyo Medical University Hospital(Shinjuku-ku)
- Local lndependent Administrative Corporation Hiroshima City Hospital Organization Hiroshima City(Hiroshima)
治験には参加条件(年齢・症状・通院頻度など)があります。気になる場合は、まず主治医に「この治験は自分に合いそうか」を相談したうえで、上記施設または詳細ページの連絡先に問い合わせてください。
治験全体の問い合わせ窓口: Pfizer Pfizer CT.gov Call Center [email protected]
3頭痛専門医のひとこと
前川 裕貴(脳神経内科専門医・頭痛専門医)
子どもの片頭痛は大人と同じ薬が使えないケースも多く、選択肢が限られています。小児専用の急性期データを積み上げるこうした試験は、将来の治療の幅を広げるために欠かせません。お子さんの頭痛で困っている場合は、主治医に参加条件を確認してみてください。
4読むときの注意
現在参加者募集中の段階であり、まだ有効性・安全性の結論は出ていません。偽薬群(プラセボ)が設定されているため、参加しても必ず新薬が投与されるわけではありません。BHV-3000は現時点で日本未承認の薬剤です。
5この記事の情報源
フェーズ3・RECRUITING・Pfizer
ClinicalTrials.gov で詳細を見る(NCT04649242)